「カイトリング」は、スマートフォンを利用して手軽に現金化が可能な大変便利なオンラインサービスです。
主に携帯キャリア決済（ドコモのd払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いなど）や後払いアプリ（Paidy、バンドルカードなど）を活用し、指定された商品を購入後、その商品をカイトリングが買い取ることで現金を受け取る仕組みとなっています。
とはいえ、このような業者はやはり怪しい視点で見てしまいがちです・・。
そこでこの記事では、カイトリングが怪しいと噂される主な理由やカイトリングをできる限り安全に利用する方法をご紹介します！
カイトリングが怪しいと噂される主な理由
仕組みが「現金化」に類似しているため
カイトリングのビジネスモデルは、 「携帯キャリア決済枠や後払い枠を利用し、商品を購入 → その商品を即座に業者が買取 → 利用者が現金を得る」 というものです。
この流れは、いわゆる「クレジットカード現金化」と極めて似通ってます。
現金化ビジネスは、日本ではグレーゾーン、場合によっては貸金業法違反や詐欺罪に抵触するリスクが指摘されています。 （※厳密には「換金目的が明白な取引」は問題視されやすい）
ゆえに 「カイトリングも結局は違法な現金化ではないか？」 と疑念を抱かれる土壌が存在するわけです。
「即日現金化」や「誰でも簡単」といった甘い謳い文句
カイトリング公式サイトや紹介記事では、 「最短10分で現金化可能」「審査なし」「24時間申込OK」といったキャッチコピーが目立ちます。
こうした「甘い言葉」は、一般に詐欺業者が用いる典型的な手法でもあり、 警戒心を持つべきサインとされることが多いのです。
「簡単すぎる儲け話には裏がある 」というのは古今東西変わらぬ鉄則ですね。
運営会社情報の不透明さ
一部の情報によると、カイトリングの運営会社は公式サイトに明記されているものの、
その会社の所在地・代表者・法人登録情報について、 調査しても十分な裏付けが取れないケースが報告されています。
特に法人登記が見つからない場合、 「本当に実在する企業なのか？」という不安が拭えず、 怪しいという声が上がるのも無理からぬことです。
金融庁などの公的認可を受けていない
「貸金」「資金移動」「決済代行」など、 金銭を介するビジネスを行う場合、通常は金融庁や都道府県知事の許可が必要です。
カイトリングはあくまで「物販」と「買取」を装っていますが、 実質的に現金を渡す業務を行っている以上、「適法な許認可を得ていないのではないか？」
と疑問視される余地が存在します。
とはいえ、現時点で「違法」だと断定されているわけではありません。
そこで以下では、カイトリングをできる限り安全に利用する方法をご紹介します。
カイトリングをできるだけ安全に利用するため５つのポイント！
Point1. 少額利用にとどめる
リスクの原則は「損失を最小化すること」にあります。
仮にトラブルが発生した場合、被害金額を抑えることが極めて重要です。
したがって、 初回はごく小額（数千円〜1万円程度） でテスト利用することを強く推奨します。
いきなり高額枠（例：キャリア決済10万円分など）を利用するのは極めて危険です。
まずは「本当にきちんと振り込まれるか」を自ら体験して確認すべきです。
きちんと振り込まれているのが分かれば、あとは安全に利用できるでしょう。
Pont2.本人確認書類の提出に慎重になる
カイトリングでは、申込時に「顔写真付き本人確認書類＋セルフィー」が求められます。
これは必要最低限とはいえ、個人情報流出リスクを常に伴います。
よって、 できれば提出する書類の水印に“カイトリング専用”などと記載し、流用防止策を講じたり、提出後も個人情報漏洩がないか注意深くモニターしたりといった自己防衛措置を取るべきでしょう。
なお、無許可業者に対して免許証画像等を提供すること自体、慎重に判断すべき事なので覚えて置いて損はないでしょう。
Point3.公式サイトの更新履歴・会社情報を定期的にチェックする
カイトリングの運営状況に変化がないか、
- 公式サイトの会社概要
- 利用規約
- プライバシーポリシー
などを定期的に確認する習慣を持つべきです。
運営会社が頻繁に変わったり、所在地が突然変更された場合は、即座に利用を中止するのが賢明です。
Point4.支払い遅延リスクを常に意識する
カイトリングの利用は、あなた自身のキャリア決済枠や後払いアプリの支払義務を発生させます。
つまり、もしカイトリング側に不備があり、買取金額が振り込まれなかった場合、 あなたの支払い義務は残るのです・・。
最悪の場合、
- 携帯料金滞納
- 信用情報ブラック登録（CICやJICCへの記録）
- 強制解約
などの重大なダメージを受ける可能性があります。
したがって、 「最悪、全額自己負担しても生活に影響がない範囲」 でのみ利用するべきであり、決して資金繰りの“最後の頼み綱”にはしてはなりません。
Point5.「いつでも撤退できる」心構えを持つ
最も重要な心得は、 常に一歩引いた目で状況を観察し、少しでも違和感を覚えたら即座に利用を停止することです。
たとえ一度うまくいったとしても、「振込遅延が発生した 」「サイトの様子がおかしい 」「連絡がつきにくくなった 」など、些細な兆候にも敏感でなければなりません。
情に流されることなく、冷静に、かつ素早く撤退できる準備を整えておきましょう。
まとめ
この記事のまとめとして、以下の５つの点に注意すれば、カイトリングをかなり安全に利用することができるでしょう。
【カイトリングで注意する５つの点】
1.「損失リスク」を最小限に抑える（少額・自己責任の範囲内で）
2.「個人情報リスク」に備える（提出書類に対策）
3.「運営状況の変化」に敏感になる
4.「支払い義務は消えない」ことを常に意識する
5.「少しでも異変を感じたら即座に撤退」する
この5点を守ることで、 カイトリングを利用するリスクを、現実的な範囲でコントロールできます。
